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エマニュエル・スウェールト 「紅毛花譜」 1631年版 No.A66
No.A66
Gladiolus Maximus
グラジオラス
欧米では古い植物画で、このように大きく描かれた球根のものが珍重されています。
クリーム色ダブルフレンチマット付き
マットは規格フレームの半切サイズ(424x545mm)で作ってあります。
<版画の出典作品>
エマニュエル・スウェールト 「紅毛花譜」
[1612年] 1631年版 アムステルダム 手彩色銅版画
エマニュエル・スウェールト(1552年−1612年?)はオランダのゼーフェンベルゲンで生まれたアムステルダムの草花栽培家でしたが、一時期、皇帝ルドルフ二世の庭園の園長をしていました。
皇帝の命で、スウェールトが1612年にフランクフルトで作ったこの花譜は、植物の図鑑であるのと同時に、フランクフルトの市場での植物販売用カタログでもありました。 内容は2部構成で、1部の球根類67枚、2部のヒゲ根、木本類43枚から成っています。 描かれている植物の多くは、ピエール・ヴァレ・オルレアノワの銅版画を模写したデ・ブリィの「新花譜」を基に制作されています。
平賀源内は田村藍水に学んだ本草学者としても知られていますが、源内は私財をかたむけてスウェールトの「紅毛花譜」を入手しています。 源内が購入したのは1631年のアムステルダム版で、当店が在庫しているのも1631年版の図版です。 日本人にとっては、源内も見ていたこの1631年版の方が、1612年の初版より思い入れが深くなって当然でしょう。 源内は手に入れたこの花譜を、通詞本木良永に抄訳させましたが、それが「阿蘭陀本草」です。
<出品版画について>
出品中の作品は全てオリジナルプリントで、現代の複製品ではなく、記載されている年代に実際に作られたアンティークプリントです。
古い版画ですから紙の酸化や湿気によるシミなどの自然なエイジング(経年変化)や、多少の破れや欠けなどのダメージがある場合があります。 海外では著しく損なわれていなければ、アンティークの魅力のひとつである歴史を感じさせる味わいの源として気にされない場合がほとんどです。 もちろん当店では出来る限りコンディションの良いものだけを集めるよう努力していますが、特にコンディションに敏感なお客様はご購入前にご納得がいくまでお問い合わせください。
<作品のマット装、額装について>
シート状態の版画にはお客様のお好みに合わせたマットをご希望でお作り出来ますので、別途お問い合わせください。 当店で使用しているマットは作品保護に最適なPH値の高い無酸マットで、作品を留めるテープも大英博物館でも使われている無酸紙テープです。
規格フレームサイズのマット付き版画にはお手頃な価格の規格フレームの在庫がございます。 フリーサイズのマット付き版画には、サイズをオーダー出来るモールディングフレームの準備がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
当店では様々なジャンルのアンティークプリントを常時数千枚在庫しています。 お手頃な価格のものから一流の美術品として通る貴重な作品まで、バラエティに富んだ品物を集めるよう努めています。 こちらではその一部しかご紹介出来ませんので、何かお探しの品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
商品コード : ARIAOBA6-A66 |
価格 : 188,650円(税込) |
※送料はAランクとなります。 |
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<参考情報>
「紅毛花譜」
1631年アムステルダム版
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